東海観光ガイド

たった500円でタイムトラベル!?関ケ原ブラリ紀行 後編

400年前の日本にタイムスリップ

時を駆ける料理人が今宵、歴史の狭間に君臨する!!



 

~関ケ原ぶらり紀行~
後編

 

★前回のあらすじ★

 

管理人の本職の飲食店で働いているフィリピン人留学生のルネル君から

関ケ原にはサムライのお化けが出る”と謎の報告を受け、半信半疑で

2連休を使い調査することにした。

ワンコインで現代から戦国時代へタイムスリップが出来る関ケ原ウォーランドの協力を得て

無事400年前の関ケ原にタイムスリップした管理人は、ひょんな事から西軍に味方する。

しかし実際は戦場をチョロチョロして邪魔するばかり。

結局は西軍東軍の両方から命を狙われるも、得意の天然理心流で次々と雑兵をなぎ倒していく。

自身の身勝手な判断で小早川秀秋の寝返りを誘発してしまい

結果的に味方の大谷吉継を自害させてしまう。

ちょっぴり反省した管理人だったが、息つく間もなく東軍の福島正則にタイマンを申し込まれたりした。

戦はさらに激化して一進一退の攻防!

取り合えず西軍代表の石田三成に謁見する為、管理人は石田軍が陣取る笹尾山を目指すのだった。

関ケ原ブラリ紀行

という訳で、後編のスタートです。

とは言え、まだまだ戦は始まったばかり。

なんかもう、当初の旅の目的を忘れてしまっていますが…

今回も歴史を捻じ曲げない程度にチョロチョロさせてもらいます。

ああでも、西軍に味方してる以上は西軍を勝たせなきゃいけないんだよなぁ。

どうしよう。

西軍を勝たせて、首都を大阪にするのも悪くないかもな~

様々な思惑が渦巻く1600年の関ケ原。

では、行ってまいります。

 

可児才蔵

前回無事に福島正則とのタイマンに勝利した私は

相変わらず敵か味方か分からない相手と戦っていました。

 

え!?後ろから来るの?それは卑怯だよ笑

 

何か急に裸のオッサンが後方から攻めてきました。

このままでは私の貞操が大ピンチ!

この顔は間違いなくホモです。

 

 

悪いけど、ホモには容赦しねぇよ?オラアアアア!

ズバッ!

 

 

【ギャアアアアアア!】

 

…心配するな。木刀だ。

 

ホモ・サムライを討ち取り、ご満悦の私の目に、ドエライ光景が飛び込んできた。

 

【ひ!ひぃぃ 命だけはお助けを~】

 

まあ、戦場では当たり前の光景なんでしょうが…

どなたか存じませんがご冥福をお祈りします。

 

【嫌だぁ! まだ死にたくない!】

 

なかなか往生際が悪いですね

【敵将!討ち取ったりー!】

おお、凄い迫力。

彼の名は可児才蔵さん。

 

可児「おい、そこのお前!」

私「あ、はい。私ですか?」

可児「そうだ。ちょっと聞きたい事がある。」

私「何ですか?」

可児「先ほど我が殿が何者かに敗れ敗走した。お前、何か知らんか?」

私「殿?えっと、どちらの殿ですか?」

可児「福島正則様じゃ。」

私「え、え?」

可児「何やら妙な男と言うておったが…。まさかお前か?」

私「ナニモシリマセーン(汗)」

 

この場はとっとと退散した方がよさそうですね。

この人たぶん、メチャクチャ強いです。

明石全登

命からがら可児才蔵から逃げてきました。

ん?ここでも戦闘が繰り広げられていますね!

 

コチラは東軍・大野治長さんですね。

この関ケ原の戦いでは列記とした東軍武将ですが

後の大阪の陣では豊臣家の首脳として徳川と闘います。

相手の武将も何か強そうです。

大野さんの陰に隠れて私も、非力ながら援護させてもらいます。

ん?また東軍に味方していないか?

 

 

こちらでも熱いバトルが繰り広げられております。

 

西軍か東軍か分かりませんが、取り合えず有利な方に味方しておきます。

 

ひ、ひぃぃ!二人がかりなんて卑怯だぞ!

 

俺に文句を言うな!いざ、お覚悟を!

 

 

まあ、可愛そうだけど仕方ないよね。

た、助けてくれー!

 

と、その時であった。

 

【そこまでだよーん】

突然ルンルンステップで乱入してきた男の名前は明石全登

こんなんでも、西軍主力の宇喜多秀家軍の先鋒隊である。

 

あんまり人を殺したら駄目だよーん!

 

何とも憎めないキャラクターの明石全登に諫められ、この場はお開きに。

そのまま捕縛され、宇喜多軍の本陣に連行されて行きました。

 

そんな様子を遠めに眺めていたこの男は

後に二天一流の開祖となる宮本武蔵である。

今はまだダイヤの原石。

私の運命や如何に!?

 

宇喜多秀家

何げに強かった明石全登に捕縛され、南天満山に連れてこられた私は

宇喜多秀家の前に召し出された。

 

宇喜多「お前か。さっきから誰彼問わず暴れまわっているのは。」

私「すいません。わざとじゃないんです。許して下さい。」

宇喜多「…もう、こんな事しない?」

私「うん!気を付けるよ。」

宇喜多「じゃあ許してあげる。これからは宇喜多軍として戦ってね。」

私「いいお」

ようやく、具体的な所属先が決まりました。

それにしても、今まで散々西軍の兵士をボコボコにしてきた私を登用してくれるなんて

宇喜多の殿様は寛大だなぁ♡

 

これからは宇喜多軍として頑張りまーす!

 

 

小西行長

さて、宇喜多軍の兵士として目まぐるしい活躍を見せていた私です。

他の西軍武将とも次第に打ち解けてきました。

ハイタッチしている最中、また後ろから斬りつけてきました。

東軍の兵士は卑怯者が多いなぁ。

 

いざ尋常に勝負!

そんな私の様子を遠くからある男が静観していた。

 

【あれは味方の様だが…。どこの所属だ?】

 

【どうやら宇喜多秀家殿の配下の者らしいです。】

【へえ、秀家様の所にはあんなヤバイ奴がいたのか….。】

 

遠くでそんな会話がされているとは露知らず、正義の心に目覚めた私は

押され気味の西軍兵士の援護に没頭していた。

 

【ひ、ひぃぃ!命だけはお助けを!】

 

見苦しいぞ!観念しろ!これからは徳川様の時代だ。

 

 

【くそう。もはやこれまでか….】

 

待てい!この場は拙者が預かった!

ど、どこのどなたか存じませんが、コップンカー!

気にするな。拙者は宇喜多家重臣・岩倉仙三郎。以後、夜露死苦!

 

いやあ、人助けって気持ちがいいなぁ

 

島津義弘

西軍・宇喜多勢の参謀総長を自称しだした私は

誠に勝手ながら宇喜多の兵隊を指揮して戦場で無双していました。

 

私の名前も有名になってきたのでしょうか…

フと振り向くと後ろで東軍の狙撃手が私の首を狙っていました。

これはヤバイ。絶体絶命のピンチ!おのれ、飛び道具とは卑怯なり。

 

キキキ… お前の命運もここまでだ!

顔面が怖すぎる狙撃手は勝利を確信。

対する私は思い出が走馬灯のように駆け巡っていました。

 

命を諦めたその時だった。

ドドン!ドドン!

 

突然銃声が鳴り響いたかと思ったら、私を撃とうとしていた狙撃手が血を吐いて倒れました。

 

こ、小癪な…。

 

一体、誰が私を助けてくれたのか?

 

おい、そこのお前。大丈夫でごわすか?

どうやら助けてくれたのは島津義弘率いる薩摩兵。

命拾いしました。

 

助けてもらったお礼に、これからは島津軍の指揮官として頑張ります。

宇喜多さん、ごめんちゃ!

 

 

撃て撃てー!どんどん撃ち出せ薩長土!トコトンヤレトンヤレナ♪

勢いに乗って島津隊を指揮する私。

しかし、向かってくる敵には容赦ないのですが、なかなか自ら前進しようとしない。

島津さんって奥手なんですかね?

 

見事に敵兵を跳ね返して、島津の陣はすでにお祭りムード

取り合えず私も“首置いてけ”でお馴染みの島津豊久と記念撮影を撮ってきました。

 

さて、笹尾山が見えてきました。石田三成の陣まであと僅か。



 

石田三成

何度も死ぬ思いをして、ようやく笹尾山の石田三成さんの陣まで到着しました。

あれが石田さんですね。

私「サワッディーカ!」

石田「ああ!?なんじゃお主は!俺は今機嫌が悪いんだぞ。」

私「怒らないで下さい。私は味方です。島津家家臣・岩倉仙三郎。以後、夜露死苦!」

石田「島津だと!?」

私「え、あ、はい。そうです。」

石田「おい!島津は何故なにもしないんだ!何故敵陣に突っ込まんのだ!?」

私「え、い、いや…。」

石田「お前、島津の兵だろ!何か知らんのか?」

私「あ、ゴメン。間違えた。島津じゃなくて宇喜多です。宇喜多秀家様の家来です。」

石田「本当に?」

私「….Trust Me(私を信じて)」

石田「分かった。信じよう。」

私「コップンカー!」

 

石田「お前は少し嘘つきっぽい雰囲気がある。嘘つきは裏切りやすい…。」

私「まだ信じてくれないの?」

石田「信じるけど…。その代わり絶対に裏切るなよ!?」

「うん!絶対に裏切らないよ^^

 

かくして石田三成の信用を得た私は敵陣に突撃。

最初の標的になったのは竹中重門

 

な、何だコイツは!?

我こそは西軍・石田三成が家臣!岩倉仙三郎!

 

次いで黒田長政の陣に切り込む

 

徳川に真の武士は一人もおらんのかぁ!

そんな鬼神の如き私に、黒田の殿様も思わずタジタジ…

 

くそう!こんな時、父上ならどうする!?

 

そのまま勢いに乗って前進を続け、遂に徳川家康の陣を捉えた。

 

 

徳川家康

家康の陣に突撃しようとしたその時、ドエライ物を見つけました。

敗れた西軍兵士の首です。

どうやらこれから首実検が行われるようですね。

生首なんか、見たくなかった。

 

 

はい!ひょっこりはん!

悪趣味すぎる笑

 

 

そんなことしてる場合じゃない。

早く徳川の陣へ行かねば!

 

 

ご存知の通り、関ケ原の戦いは徳川軍の勝利で幕を引き

江戸300年の歴史を作るキッカケになりました。

しかし今宵、歴史の運命は大きく変わる。

未来から来た、一人の男によって…

 

それではご覧ください。

私は、木刀1本で関ケ原の戦場を暴れまわり、遂に徳川本陣に到着した。

 

いよいよか。ここで家康を討てば、日本の歴史は大きく変わるククク…

 

完全に当初の目的を見失ったどころか

時間犯罪者になりつつあります。

 

 

 

家康ー!

 

目指すは徳川家康の首!

 

ただひとーつ!

 

 

うおおおおおおおお

 

この時、私は内心思っていた。

この武勇、きっと後世で語り継がれるだろう…

もしかしたら戦国無双や信長の野望にも登場できるかな?

 

 

【まあ待て。一旦落ち着け。】

 

めっちゃハイテンションの私に対し、家康は妙に落ち着いていた。

 

家康「戦況を見ろ。どちらに味方した方が良いかは一目瞭然じゃろう。」

私「….え?」

家康「誰かさんのお蔭で小早川が石田方を裏切った。これに乗じて更なる裏切り者も続出しておる。」

私「そ、そうなんすか?」

家康「大谷軍はさっき全滅した。宇喜多・島津も時間の問題じゃ。」

私「ふ、ふーん…。」

 

 

家康様ー!

 

ごめんね。やっぱり僕、強い者の味方なんだ…。

この裏切りぶりはきっと後世でも語り継がれるだろう。

 

明智光秀・小早川秀秋・岩倉仙三郎

~戦国の三大裏切り者~

 

と言う訳で、これよりは徳川様にお味方する事になりました。

よく見たら傍らに、大谷さんの所にいた湯浅五助の首がありました。

捕まっちゃったんだね。南無阿弥陀仏。

 

 

それから軍議にも参加させてもらいました。

なんか周りの家臣たちの冷たい眼差しがキツかった。

 

 

そんな顔するなって!俺たちもう、仲間だろ?

 

まあ、冷静に考えればですよ。

我が故郷は三重県伊賀市。

先にお伝えした通り伊賀は藤堂家の長い支配を受けていたうえに

徳川譜代の家臣・服部半蔵の出身地でもあるのです。

言わば東軍の直轄領みたいなものです。

私は、生まれながらに徳川の人間だったのです。

 

まあ、せっかく意気投合してあれなんですが一応、合戦の最中なので。

 

譜代の皆々様。西軍は私が潰してきて差し上げますよ。

どうぞ、ご安心下され。

 

ノーモア関ケ原の戦い

徳川の陣を後にした私は、井伊直政様の馬に乗せてもらい一緒に暴れまわった。

途中、島左近の軍勢と対峙し、これを瞬殺。

 

【き、貴様!?裏切ったな!この卑怯者ー!】

 

…それは言わんで下さい。

 

 

勢いよく前進を続ける井伊・岩倉の連合軍。

だがここで、島津が立ちはだかる

 

石田治部は好かんが、貴様の様な裏切り者はもっと好かん!

島津軍からの一斉砲撃!

ここまで苦楽を共にしてきた井伊直政が流れ弾により重症。

ここからは私1人です。

 

取り合えず、身近な弱そうな兵から馬を強奪!

 

オラァ!その馬よこせ!

【ひぃぃ…命だけはお助けを!】

 

よじよじ…

 

目指すは三成の首!ただひとーつ!

途中、蒲生・脇坂・そして元上司の小西を蹴散らし、再び笹尾山へと進撃していった。

はい!ひょっこりはん!

 

おっと、そんな事してる場合じゃなかった。

 

 

石田「き、貴様!あれほど言ったのに裏切ったのか!?」

私「その件に関しては前言撤回するわ。本当にゴメンねー!」

 

石田三成をあと数メートルまで追い込んだ!

何だかんだ言って、徳川様の時代になるのか…。

そしてその礎を築いたのはこの俺、岩倉仙三郎なんだ。

 

石田「ワシが地獄で鬼になったら、貴様をこの世に生かしてはおかんぞ!聞こえたか岩倉ァ!」

私「ひぃぃ…部門の習いです。許して下さーい!」

 

三成の首が射程範囲に入る。

この刀を振り下ろせば全てが終わる

 

ヒャーッハッハッハ!!

奸族・石田三成!

討ち取ったりィー!

 

 

と、その時!

 

 

 

 

もうやめーい!

 

ん?なんだ今の声は?

 

!!!?

な、なんでこんな所に!?

アナタは、とっくの昔に死んだハズでは…

 

武田信玄公!!!?

我こそは武田信玄の亡霊じゃ!!

もう戦はやめい!

ノーモア関ケ原合戦じゃ!

 

ま、まさかこのタイミングで伝説の英雄が出張ってくるとは…

これはもう、退くしかあるまい。

これにて関ケ原の戦い、一件落着ってか!

 

 

まとめ

戦いは終わった。

結果的には東軍・徳川方の勝利。

勝敗のキッカケは、やはり小早川の裏切りが大きく影響したそうだ。

それから、ある名もなき兵の大活躍…

それが私の事なのかどうかは定かではないが。

 

最後に山内一豊さんの軍馬に乗せてもらい、共に東軍の勝利を喜んだ。

ほんと皆さん、色々邪魔しちゃってゴメンなさいね。

 

…..

…..

…..

気が付くと私は、例の寺の前に立っていた。

どうやら現代に帰ってきたようだ。

 

 

祈ノーモア関ケ原合戦…

 

その言葉の真意を、身をもって少し理解した。

 

 

南無阿弥陀仏。二度と悲劇が繰り返されませんように…

 

最後に私はお土産売り場で、マグカップを買いました。

旧地名が記されているお洒落なカップです。

何だか魚の鱗みたい。

 

 

そういや、何で関ケ原に来たんだっけ….

 

あ!そうだ思い出した!

お化け…

いませんでしたよ笑笑

 

では、本日はここまで。



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